上田ささや 社長の日記

長野県上田市の結婚式場ささやが発行している月刊『ささやタイムズ』。社長が書く名物コラムをブログで公開いたします。 また、日ごろ考えていることを不定期に掲載いたします。

観音様

 暑からず寒からずの気持ちよい季節となりました。皆様いかがお過ごしでございましょうか。日ごろは大変お世話になっております。誠にありがとうございます。
 さて、先日、東京で二日間にわたって経営の勉強会に出席致しましたら、上田のある有名な中堅企業の社長様も参加をされておられました。当社も大変お世話になっている社長様で、早速ご挨拶を申し上げました。立派な企業の社長様が、私のようなものと席を並べて謙虚に勉強をされている姿に、本当に頭が下がりました。
 私は経営の勉強には興味があるほうだと思いますが、まだまだ成果に結びつかず、皆様方にご迷惑をおかけするばかりでございます。昔読んだ本に、勉強することが好きな社長は、勉強することで満足してしまって、その成果を実行できないことに問題があると書いてありました。自分の力不足を日々深く反省しながら、少しでも皆様のお役に立てますよう努力してまいりたいと思います。
 最近読みました西田文郎さんの『ツキを呼び込む究極の成功思考』には、元気がでる七十二の言葉がわかりやすく説明されています。この中に「他喜力(たきりょく)」という言葉が出てきます。「他喜力」とは他人を喜ばせる、あるいは他人の成功を喜ぶ能力のことで、これがない人は絶対に成功者の仲間入りはできないといいます。他人の成功を心から喜ぶ能力は周囲から好意を持って受けいられ、ツキを呼び、運を拓くのだそうです。
 私は、他人を喜ばせる力の基本は、他人の話をどれだけ真摯に聞くことが出来るかにあるのではないかと考えております。話を聞くことが得意だという人も、話している人に対して、どうやって答えてやろうか?何を言ってやろうか?と考えながら聞いていることが多いものです。
 私も社員と面談をするとき、この問題に対してはこういう解決策があるな、このところを指摘してあげようかな、私だったこうするのに、などと答えを考えながら聞いていることがあります。しかし、これでは真摯に聞いていることにはならないのです。私に本当に望まれていることは、話を一心不乱に聞いてあげて、その人を理解してあげることです。そのことにときどき気がついては、あ〜こんな聞き方ではいけないなと思います。
 ただ一心に傾聴に専念するという行動が出来るかどうか。相手の話を本当に真剣に集中して聞いているのなら、話している人はさぞや心地よいことでしょう。
 ある法事の折に、そのお寺の御住職様が観音様について説法をされました。観音様とは正式には観世音菩薩もしくは観自在菩薩といい、未来でも過去でもなく、今この世に存在して我々人間を救ってくださるのが特徴だそうです。我々をよく観察し、我々が聞いてほしいと思うことをいつでもどこでもどんな話でも聞いてくださるのだそうです。観音様は究極の聞き上手といいましょうか、傾聴の象徴であるような気が致しました。蛇足ではありますが、私は菩提寺の観音様に毎月参拝しております。
 もしも、この世に観音様のような人物がいるとしたら、オーラがあるとか、雰囲気がどうのとか、顔が似ているとかいうのではなくて、なんでも一心に聞いてくださる人ではないかと思います。その方の前では、何もかも洗いざらい話してしまい、はっと気がついたら、心の重しが取れて、すごく居心地がよい空間に包み込まれている・・・な〜んてことになるのではないでしょうか。
 政治や経済が不安な毎日ではございますが、皆様におかれましてはお元気で、いっそうご活躍されますよう、日ごろの感謝の気持ちを込めつつ、こちら上田ささやよりお祈り申し上げます。
(「聞く」よりも注意深く耳を傾ける場合に「聴く」を使いますが、拙文では混乱を避けるため「聞く」に統一致しました。)
 『ツキを呼び込む究極の成功思考』西田文郎(インデックス・コミュニケーションズ)

 聴くことについては、『7つの習慣』の第五の習慣「理解してから理解される」をご参考ください。
 『7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー(キングベアー出版)

コメント

西田さん話は2月に聞きに行きました。
日本合理化協会さん主催の出版記念講演プラス懇親会です。
西田さんの話前半は退屈でしたが、後半は熱が入ってきて
よかったです。
懇親会はすごい熱気でした。有名人も何人かいました。
アホの会ってのがあるようですね。面白そう。
西田さんにも社長塾みたいのがありますが高すぎです…
出口さん、西田さんの両方にかかわりのある方の話では
不思議なほど共通の考えがあるとのこと。
わたしはしばらく仕事と出口さんで自分を磨いていきたいと思ってます。

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