笑顔の力
麦秋のみぎり、皆様いかがお過ごしでございましょうか。平素よりのご厚情に深く感謝しております。誠にありがとうございます。
さて、先日出張の折、都内某所を歩いておりましたら、商店街のお祭りが行われており、そのアトラクションとしてプロのダンサーがまさにフラダンスを踊らんとするところでした。男一人で見るのはやや気恥ずかしかったのですが、思わず足を止めてしまいました。ささやのお客様にも、フラダンスのグループがおられ、当社のイベントで素敵な踊りを披露していただいたことがございましたので。
私はフラダンスについては何も知らないので、素人の感想として申し上げますが、街角で見たフラダンスは、まるで天空からのパワーを地上に引き寄せているかのように見えました。人間でも気でも、よいものを何でもウェルカムに受け入れようとするようなダンスでした。ビルの谷間のよどんだ空気が一掃されて、さわやかなよい気がその空間を満たしました。
そんなダンスを補強していたのが、ダンサーの笑顔でした。彼女たちのゆるぎない笑顔は、自分たち自身が幸せな気持ちであるということ、そして楽しく踊っているということを示しているものでした。ダンサーの笑顔を見ることで、観客も自然と笑顔になり、いい雰囲気になりました。ダンサーと観客と街とが一体化したのです。
初夏の街角でフラダンスを鑑賞しながら回想しましたのは、第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞を獲得しました映画『フラガール』の蒼井優さんの笑顔でした。この映画は常磐ハワイアンセンター(現在はスパリゾートハワイアンズ)の設立の苦難を描いたものですが、笑いあり、悲しみありの絶対楽しめる映画ですので、まだ見ていない方はぜひご覧になってください。この映画の中で女優の蒼井優さんが演ずるダンサーの谷川紀美子は、フィナーレで「笑顔は力なり」と言えるようなすばらしい表情を見せてくれます。あんまりしゃべってしまうとネタバレになってしまいますので控えますが、この笑顔があるからすべてが救われる、この映画はこの笑顔に向かって収束したんだな、と思える表情です。彼女の表情には嘘が感じられないのです。
女優だから演技が出来て当たり前とお思いになるかもしれませんが、蒼井優さんのインタビュー記事を読みますと、彼女は無理に顔を作っているわけではないようなのです。以下、蒼井さんのインタビューからの引用です。
「表情は内面がすべてだと思います。演じる上では考えて顔を作ったりしない。気持ちで全部動いているから。(中略)心の内側で怒っていれば、顔でどんなに笑っていても泣いていても伝わる気がする。だから予想していたお芝居とはぜんぜん違う顔が自分の中から出てくることも多くて、それは本当にびっくりします。(後略)」『パピルス』より抜粋)
女優でさえこんなことを言っているのです。蒼井さんは表現力豊かなすばらしい演技をしますから、女優の中でも特別かもしれませんけれども、人は顔で嘘をつくことが出来ないのだろうと思います。心と行動に二面性がないかどうか。心と違った行動をすると、すぐわかってしまうのですね。顔つきが悪いとか、怪しい顔とかいう表現がありますけれども、それはこのあたりと関係しているのかもしれません。なんといっても内面が大切ということ。幸せも格好良さも威厳も、みんな内面から出てくるということではないでしょうか。力のある笑顔を出すためには心のなかでの笑顔が必要ということになります。結局、人格を高めていくということに落ち着いてしまいそうです・・・
ところで、ここから先は、上記の話と全く矛盾することを申し上げます。ここで終わってしまうと、内面をよくするという長期的な解決になってしまい、もやもやされる方もおられると思うからです。
すぐ出来て、人から好かれる笑顔の方法がありました。『チャンスがやってくる15の習慣』には、人間関係を良好にするために簡単にできる方法がたくさん書かれています。人は相手の態度を見てそれと同じように行動するそうです。だから、挨拶よりもまず先に笑顔だということです。その方法とは、人に会ったら小さな声で「チーズ!」と言うことなのです。おもしろいアイデアですね!この本は当社でも研修に使っております。参考になりますのでぜひご一読ください。
では、幸せで楽しい夏をお迎えくださいますよう、チーズ!
平成十九年五月二十八日 米津仁志
参考:
フラガールスタンダード・エディション
papyrus (パピルス) 2007年 06月号 [雑誌]
チャンスがやってくる15の習慣―Skill With People
さて、先日出張の折、都内某所を歩いておりましたら、商店街のお祭りが行われており、そのアトラクションとしてプロのダンサーがまさにフラダンスを踊らんとするところでした。男一人で見るのはやや気恥ずかしかったのですが、思わず足を止めてしまいました。ささやのお客様にも、フラダンスのグループがおられ、当社のイベントで素敵な踊りを披露していただいたことがございましたので。
私はフラダンスについては何も知らないので、素人の感想として申し上げますが、街角で見たフラダンスは、まるで天空からのパワーを地上に引き寄せているかのように見えました。人間でも気でも、よいものを何でもウェルカムに受け入れようとするようなダンスでした。ビルの谷間のよどんだ空気が一掃されて、さわやかなよい気がその空間を満たしました。
そんなダンスを補強していたのが、ダンサーの笑顔でした。彼女たちのゆるぎない笑顔は、自分たち自身が幸せな気持ちであるということ、そして楽しく踊っているということを示しているものでした。ダンサーの笑顔を見ることで、観客も自然と笑顔になり、いい雰囲気になりました。ダンサーと観客と街とが一体化したのです。
初夏の街角でフラダンスを鑑賞しながら回想しましたのは、第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞を獲得しました映画『フラガール』の蒼井優さんの笑顔でした。この映画は常磐ハワイアンセンター(現在はスパリゾートハワイアンズ)の設立の苦難を描いたものですが、笑いあり、悲しみありの絶対楽しめる映画ですので、まだ見ていない方はぜひご覧になってください。この映画の中で女優の蒼井優さんが演ずるダンサーの谷川紀美子は、フィナーレで「笑顔は力なり」と言えるようなすばらしい表情を見せてくれます。あんまりしゃべってしまうとネタバレになってしまいますので控えますが、この笑顔があるからすべてが救われる、この映画はこの笑顔に向かって収束したんだな、と思える表情です。彼女の表情には嘘が感じられないのです。
女優だから演技が出来て当たり前とお思いになるかもしれませんが、蒼井優さんのインタビュー記事を読みますと、彼女は無理に顔を作っているわけではないようなのです。以下、蒼井さんのインタビューからの引用です。
「表情は内面がすべてだと思います。演じる上では考えて顔を作ったりしない。気持ちで全部動いているから。(中略)心の内側で怒っていれば、顔でどんなに笑っていても泣いていても伝わる気がする。だから予想していたお芝居とはぜんぜん違う顔が自分の中から出てくることも多くて、それは本当にびっくりします。(後略)」『パピルス』より抜粋)
女優でさえこんなことを言っているのです。蒼井さんは表現力豊かなすばらしい演技をしますから、女優の中でも特別かもしれませんけれども、人は顔で嘘をつくことが出来ないのだろうと思います。心と行動に二面性がないかどうか。心と違った行動をすると、すぐわかってしまうのですね。顔つきが悪いとか、怪しい顔とかいう表現がありますけれども、それはこのあたりと関係しているのかもしれません。なんといっても内面が大切ということ。幸せも格好良さも威厳も、みんな内面から出てくるということではないでしょうか。力のある笑顔を出すためには心のなかでの笑顔が必要ということになります。結局、人格を高めていくということに落ち着いてしまいそうです・・・
ところで、ここから先は、上記の話と全く矛盾することを申し上げます。ここで終わってしまうと、内面をよくするという長期的な解決になってしまい、もやもやされる方もおられると思うからです。
すぐ出来て、人から好かれる笑顔の方法がありました。『チャンスがやってくる15の習慣』には、人間関係を良好にするために簡単にできる方法がたくさん書かれています。人は相手の態度を見てそれと同じように行動するそうです。だから、挨拶よりもまず先に笑顔だということです。その方法とは、人に会ったら小さな声で「チーズ!」と言うことなのです。おもしろいアイデアですね!この本は当社でも研修に使っております。参考になりますのでぜひご一読ください。
では、幸せで楽しい夏をお迎えくださいますよう、チーズ!
平成十九年五月二十八日 米津仁志
参考:
フラガールスタンダード・エディション
papyrus (パピルス) 2007年 06月号 [雑誌]
チャンスがやってくる15の習慣―Skill With People




