引越しのご連絡
暑さもいよいよ本番となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
日ごろは大変お世話になっております。誠にありがとうございます。
さてご愛読いただいております「上田ささや 社長の日記」ですが、
諸般の事情により引越しをすることになりました。
新しいサイトは以下のとおりです。
突然のご連絡で誠に恐縮ではございます。
引き続きご愛顧くださいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
http://highlyeffective.naganoblog.jp/
平成20年7月13日
ささや株式会社 代表取締役 米津仁志
日ごろは大変お世話になっております。誠にありがとうございます。
さてご愛読いただいております「上田ささや 社長の日記」ですが、
諸般の事情により引越しをすることになりました。
新しいサイトは以下のとおりです。
突然のご連絡で誠に恐縮ではございます。
引き続きご愛顧くださいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
http://highlyeffective.naganoblog.jp/
平成20年7月13日
ささや株式会社 代表取締役 米津仁志
初めてのアメリカ その3
しどろもどろのうちに、アメリカ大陸での初めての食事を終えました。食事を終えても、やはり喉の調子がおかしいのです。薬を飲もうと思いましたが、学生の気軽さで、薬は何も持ってきておりませんでした。このままだと本格的に風邪をひいてしまうかもしれないなと思い、近くにあったドラッグストアまで歩いていきました。
たくさんの種類の薬が並んでいました。それらを手にとって自由に選ぶことが出来るのです。当時の日本にはドラッグストアというものはありませんでしたから、このスタイルはとても新鮮でした。風邪薬とうがい薬を探します。風邪薬はパッケージを見れば、何となく分かりました。ところがうがい薬の場所がわかりません。うがい薬はガーグルとか言ったはずだよなと思い、売り場担当の方に場所を聞いてみました。
ところが、係の方に、ガーグル!と何度発音しても通じないのです。仕方ないので、最後にはその人の前でガラガラ、プーッ、とやってみました。するとその係の方は「オゥ、ガーグル!」と言って、うがい薬の並んでいる場所を教えてくれました。さっきからそう言っているじゃないの!と思いましたが、結局、私の発音が悪かっただけのことでした。
ホテルの部屋に戻り、シャワーを浴びていると、アメリカに初めて上陸した喜びとともに、何となく心細さを感じました。アメリカだから、日本では見ることの出来ないような、何かすごい魅力的な番組でもやっているのかな〜と興味津々でテレビのチャンネルを回してみましたが、期待したようなものは何もありませんでした。薬を飲んですぐ寝てしまいました。
翌朝起きると、喉の調子がますます悪くなっておりました。この日は朝一番のフライトでダラスからボストンへ飛ぶのです。朝5時前にホテルのシャトルにのせてもらってDFW空港へ送ってもらいました。シャトルバスの運転手が「こんなに早く空港に行っても飛行機は飛んでいないよ」と言います。自分としては早めに着いたほうがいいと思って二時間前に空港へ着くようにしたのです。空港へ着くと、運転手が言ったとおり、お客も航空会社のスタッフも誰もいませんでした。やはり早すぎたようでした。チェックインカウンターの係が来るまで、薄暗いロビーで一人じっと寝ながら待っておりました。
チェックインが済んでもまだまだ時間がありましたので、朝食をとることにしました。対面で注文して、係の方にとってもらうカフェテリア方式です。私はアメリカ式の朝食にしようと思い、考えて「grits, scrambled egg, bacon,coffee,O.J.」と注文しました。すると、私のすぐ後ろに並んでいたテキサス紳士が、「All the same as him!」と言ったのです。アメリカ人にそんなことを言われるなんて、自分もアメリカ人になったような気分でした。
ダラスからボストンに向かうアメリカン航空の直行便はがらがらでした。軽いせいでしょう、DC-9はまるでロケットのようにすごい角度で青空へ飛び上がっていきました。一般的に飛行機の中はかなり湿度が低いのです。風邪をひいているときに長時間飛行機に乗るのは非常に辛いことです。このフライトで私はますます具合が悪くなってしまいました。喉が痛くて、水が飲みたくなり、フライトアテンダントに、水を頼みましたが、怠惰なFAだったせいで、なかなか持ってきてくれませんでした。学生ながらに、アメリカのサービスも、アメリカ経済同様、ダメなんだな〜と思いました。
さて、飛行機がランディングすると、なんとボストンは大雪だったです!!!テキサスはあんなにからっとしていたのに、ボストンは雪が深々と降っています。空港からのシャトルを降りて、雪の中をとぼとぼと歩いてホテルへ向かいました。雪かきをしている人に道を聞くと、丁寧に道を教えてくれました。心細いときに親切にされてうれしかったです。寒い雪の中を歩いて、あまりにも具合が悪いので、途中にあったマーケットのセルフ式のカフェでミルクティーを頼みました。スタッフは大きなカップにディーバックをいれ、お湯を入れて、ミルクをドバドバといれました。雑でシンプルでアメリカ的でした。
ミルクティーを飲みながら、雪の中を歩いて、ようやくホテルに着きました。このときにはかなり具合が悪くなっていました。喉と頭痛と発熱です。初めての海外旅行ですが、そうも言っていられません。しばらくの間、ただただ寝る事にしようと思いました。毛布がほしかったのですが、ブランケットという言葉が思い出せませんでした。いろいろ説明してやっと毛布を持ってきてもらいました。この日から丸二日間、ずっと部屋で休養する羽目になってしまったのです。
たくさんの種類の薬が並んでいました。それらを手にとって自由に選ぶことが出来るのです。当時の日本にはドラッグストアというものはありませんでしたから、このスタイルはとても新鮮でした。風邪薬とうがい薬を探します。風邪薬はパッケージを見れば、何となく分かりました。ところがうがい薬の場所がわかりません。うがい薬はガーグルとか言ったはずだよなと思い、売り場担当の方に場所を聞いてみました。
ところが、係の方に、ガーグル!と何度発音しても通じないのです。仕方ないので、最後にはその人の前でガラガラ、プーッ、とやってみました。するとその係の方は「オゥ、ガーグル!」と言って、うがい薬の並んでいる場所を教えてくれました。さっきからそう言っているじゃないの!と思いましたが、結局、私の発音が悪かっただけのことでした。
ホテルの部屋に戻り、シャワーを浴びていると、アメリカに初めて上陸した喜びとともに、何となく心細さを感じました。アメリカだから、日本では見ることの出来ないような、何かすごい魅力的な番組でもやっているのかな〜と興味津々でテレビのチャンネルを回してみましたが、期待したようなものは何もありませんでした。薬を飲んですぐ寝てしまいました。
翌朝起きると、喉の調子がますます悪くなっておりました。この日は朝一番のフライトでダラスからボストンへ飛ぶのです。朝5時前にホテルのシャトルにのせてもらってDFW空港へ送ってもらいました。シャトルバスの運転手が「こんなに早く空港に行っても飛行機は飛んでいないよ」と言います。自分としては早めに着いたほうがいいと思って二時間前に空港へ着くようにしたのです。空港へ着くと、運転手が言ったとおり、お客も航空会社のスタッフも誰もいませんでした。やはり早すぎたようでした。チェックインカウンターの係が来るまで、薄暗いロビーで一人じっと寝ながら待っておりました。
チェックインが済んでもまだまだ時間がありましたので、朝食をとることにしました。対面で注文して、係の方にとってもらうカフェテリア方式です。私はアメリカ式の朝食にしようと思い、考えて「grits, scrambled egg, bacon,coffee,O.J.」と注文しました。すると、私のすぐ後ろに並んでいたテキサス紳士が、「All the same as him!」と言ったのです。アメリカ人にそんなことを言われるなんて、自分もアメリカ人になったような気分でした。
ダラスからボストンに向かうアメリカン航空の直行便はがらがらでした。軽いせいでしょう、DC-9はまるでロケットのようにすごい角度で青空へ飛び上がっていきました。一般的に飛行機の中はかなり湿度が低いのです。風邪をひいているときに長時間飛行機に乗るのは非常に辛いことです。このフライトで私はますます具合が悪くなってしまいました。喉が痛くて、水が飲みたくなり、フライトアテンダントに、水を頼みましたが、怠惰なFAだったせいで、なかなか持ってきてくれませんでした。学生ながらに、アメリカのサービスも、アメリカ経済同様、ダメなんだな〜と思いました。
さて、飛行機がランディングすると、なんとボストンは大雪だったです!!!テキサスはあんなにからっとしていたのに、ボストンは雪が深々と降っています。空港からのシャトルを降りて、雪の中をとぼとぼと歩いてホテルへ向かいました。雪かきをしている人に道を聞くと、丁寧に道を教えてくれました。心細いときに親切にされてうれしかったです。寒い雪の中を歩いて、あまりにも具合が悪いので、途中にあったマーケットのセルフ式のカフェでミルクティーを頼みました。スタッフは大きなカップにディーバックをいれ、お湯を入れて、ミルクをドバドバといれました。雑でシンプルでアメリカ的でした。
ミルクティーを飲みながら、雪の中を歩いて、ようやくホテルに着きました。このときにはかなり具合が悪くなっていました。喉と頭痛と発熱です。初めての海外旅行ですが、そうも言っていられません。しばらくの間、ただただ寝る事にしようと思いました。毛布がほしかったのですが、ブランケットという言葉が思い出せませんでした。いろいろ説明してやっと毛布を持ってきてもらいました。この日から丸二日間、ずっと部屋で休養する羽目になってしまったのです。
初めてのアメリカ その2
乾燥した冬のテキサスの戸外で何時間も待ったので、喉がいがらっぽくなってしまいました。私は風邪をひくときには、ほぼ間違いなく喉からおかしくなるのです。まずいな〜という不安がよぎりましたが、もはやどうしようもありません。初めての海外、初めてのアメリカです。どんなことになろうとも、やりたいことを全てやってみようと思いました。
陽が落ちかかるころ、ようやくシャトルバスでクオリティインに到着しました。アメリカ映画によく出てくる、中央のプールを取り囲むように部屋が立ち並ぶ典型的なアパートメント式のホテルでした。白人の男性が一人、プールで悠々と泳いでいました。
広い道路沿いに建ついわゆるモーテルですから、近隣にはいろいろなお店がありました。アメリカのことですから、隣の店へいくにも数分は歩くことになります。全ては自動車で移動するための立地になっているのです。そんな光景を見る度に、やっぱり大きいな〜アメリカだな〜とうれしくなってしまいました。
喉の調子が悪い上に、おなかもすいてきました。ホテルのレストランでは、冒険になりませんので、外の普通のレストランを探しました。道路沿いに並んで高くそびえたつお店のサインを見て、ファミリーレストラン的なところに入ってみることにしました。
学生ですから、それまで飲食店なんて日本でも三田の「鶴の屋」と「ユニコーン」くらいしか入った事がなかったのです。そんな若者が一人でアメリカのレストランに入店してしまったのです。
対応してくれた女性が何を言っているのかは全く分かりませんでしたが、とりあえず指定された席に座ることができました。そしてメニューを見ました。受験英語で鍛えた身です。おおよその内容がわかりました。出来る限り珍しいものを注文しようと思いました。
私はそれまで見たことも聞いたこともなかった料理を頼んだのです。
「キャナイハブ、ビービーキュー、チキン?」
しかし、サービスの女性は???という顔をしました。
そして私に「バーベキュー、チキン?」と聞き返したのです。BBQってバーベキューのことなんだ!と初めて知った瞬間でした。
それでも、つけあわせはライスか、コーンか、ポテトか、とか聞かれたり、ドレッシングはどうするかとか聞かれて、やっぱりアメリカだな〜全部自分で選ぶんだ〜とうれしくなりました。
食事の途中でサービスの方が何かを聞きに来ましたが何を言っているのか全く分かりませんでした。いま思えば、恐らく「エヴリシング、オールライト?」とか言ったのだと思います。アメリカのレストランでは食事の途中で必ず味はどうか?とか、何か問題はないか?と聞きに来るのです。残念ながら、料理の味については全く覚えていません。
さて、お会計です。困ってしまいました。アメリカのレストランではお会計をどうしたらいいのか、全く知りませんでした。とりあえずファミリーレストランっぽいところだから、レジみたいなところがあるのだろうなと思って、立ち上がって、入口付近まで行ってみました。すると、先ほどのサービスの女性が、びっくりしたような慌てたような顔つきで出てきました。当然のことです、私がお金を払わずに逃げてしまうのか、何かサービスに落ち度があったのかと驚いたのでしょう。どうやら会計はテーブルチェックのようなのです。当時の私はテーブルチェックの意味もあまり分かっていませんでしたが、とりあえずテーブルに戻り、請求書を待ちました。
請求書を見て支払いをしました。問題はチップをどうするかということです。私はあまりにも経験が無さ過ぎて、こういうレストランでチップを払うのかどうかが分かりませんでした。一人で悩んでみたのですが、最終的にこういうカジュアルなレストランではチップは払わなくてはいいのではないか、と自分勝手に判断をしてしまいました。
そして、チップを全くおかないまま、席を立ってしまったのです。アメリカでは、ファーストフードのように、自分で動く場合以外はチップは絶対に払わねばなりません。後ろから追われるようなこともありませんでしたが、日本人としてなんて恥じるべき事をしてしまったんだ、あの女性には申し訳なかったな〜と今でも反省しております。(ちなみに、自分の名誉のために申し上げますが、今ではアメリカのどんなレストランへ行こうとも、同行したお客様のためにレストランを予約して、ドリンクやフードメニューを選んで差し上げて、サービスに応じたチップとお勘定のお支払いを完璧に出来るようになりました。)
以下は余談です。私が関係するある飲食店では、ときどき欧米人の方がお客様としておみえになるのですが、お通しを食べたにもかかわらず、その支払いを拒否する方がいるのです。その理由は、お通しは頼んでいないから、というものです。その店長たちは英語がしゃべれないから、説明が面倒なので、仕方ないといって泣き寝入りしていることがあるようです。(今では欧米人が来たらお通しを出さないそうです。)
しかし、郷に入れば郷に従えという言葉のとおり、いくら欧米人とはいえ、日本では我が国のしきたりに従っていただくの基本です。
例えば、台湾へ行けば、お通しが何種類も出てくる場合がありますが、欲しいものだけを取り、いらないものは全て拒否しなければなりません。拒否しないと全て請求されてしまいます。全部食べてしまってから、払わないよといえるような倫理観を我々はもっておりません。確かに私は大学生のときに一度だけアメリカで失礼なことをしてしまいましたが、その後は、日本人の礼儀としてその国のやり方に従っております。アメリカなら飲食店のチップは最低でも15%払いますし、その店の料理やサービスに感動できればもっと払います。
言語、通貨、政治、経済、環境などなど・・・あらゆることについてそうですが、力の強いもの(特に欧米人)が、自分のやり方が世界で通用すると思っている態度には承服しがたいものがあります。そして日本人のプレゼンスは明らかに弱い。いま開催されている洞爺湖サミットの様子をテレビで見ながら、強くそう感じました。
陽が落ちかかるころ、ようやくシャトルバスでクオリティインに到着しました。アメリカ映画によく出てくる、中央のプールを取り囲むように部屋が立ち並ぶ典型的なアパートメント式のホテルでした。白人の男性が一人、プールで悠々と泳いでいました。
広い道路沿いに建ついわゆるモーテルですから、近隣にはいろいろなお店がありました。アメリカのことですから、隣の店へいくにも数分は歩くことになります。全ては自動車で移動するための立地になっているのです。そんな光景を見る度に、やっぱり大きいな〜アメリカだな〜とうれしくなってしまいました。
喉の調子が悪い上に、おなかもすいてきました。ホテルのレストランでは、冒険になりませんので、外の普通のレストランを探しました。道路沿いに並んで高くそびえたつお店のサインを見て、ファミリーレストラン的なところに入ってみることにしました。
学生ですから、それまで飲食店なんて日本でも三田の「鶴の屋」と「ユニコーン」くらいしか入った事がなかったのです。そんな若者が一人でアメリカのレストランに入店してしまったのです。
対応してくれた女性が何を言っているのかは全く分かりませんでしたが、とりあえず指定された席に座ることができました。そしてメニューを見ました。受験英語で鍛えた身です。おおよその内容がわかりました。出来る限り珍しいものを注文しようと思いました。
私はそれまで見たことも聞いたこともなかった料理を頼んだのです。
「キャナイハブ、ビービーキュー、チキン?」
しかし、サービスの女性は???という顔をしました。
そして私に「バーベキュー、チキン?」と聞き返したのです。BBQってバーベキューのことなんだ!と初めて知った瞬間でした。
それでも、つけあわせはライスか、コーンか、ポテトか、とか聞かれたり、ドレッシングはどうするかとか聞かれて、やっぱりアメリカだな〜全部自分で選ぶんだ〜とうれしくなりました。
食事の途中でサービスの方が何かを聞きに来ましたが何を言っているのか全く分かりませんでした。いま思えば、恐らく「エヴリシング、オールライト?」とか言ったのだと思います。アメリカのレストランでは食事の途中で必ず味はどうか?とか、何か問題はないか?と聞きに来るのです。残念ながら、料理の味については全く覚えていません。
さて、お会計です。困ってしまいました。アメリカのレストランではお会計をどうしたらいいのか、全く知りませんでした。とりあえずファミリーレストランっぽいところだから、レジみたいなところがあるのだろうなと思って、立ち上がって、入口付近まで行ってみました。すると、先ほどのサービスの女性が、びっくりしたような慌てたような顔つきで出てきました。当然のことです、私がお金を払わずに逃げてしまうのか、何かサービスに落ち度があったのかと驚いたのでしょう。どうやら会計はテーブルチェックのようなのです。当時の私はテーブルチェックの意味もあまり分かっていませんでしたが、とりあえずテーブルに戻り、請求書を待ちました。
請求書を見て支払いをしました。問題はチップをどうするかということです。私はあまりにも経験が無さ過ぎて、こういうレストランでチップを払うのかどうかが分かりませんでした。一人で悩んでみたのですが、最終的にこういうカジュアルなレストランではチップは払わなくてはいいのではないか、と自分勝手に判断をしてしまいました。
そして、チップを全くおかないまま、席を立ってしまったのです。アメリカでは、ファーストフードのように、自分で動く場合以外はチップは絶対に払わねばなりません。後ろから追われるようなこともありませんでしたが、日本人としてなんて恥じるべき事をしてしまったんだ、あの女性には申し訳なかったな〜と今でも反省しております。(ちなみに、自分の名誉のために申し上げますが、今ではアメリカのどんなレストランへ行こうとも、同行したお客様のためにレストランを予約して、ドリンクやフードメニューを選んで差し上げて、サービスに応じたチップとお勘定のお支払いを完璧に出来るようになりました。)
以下は余談です。私が関係するある飲食店では、ときどき欧米人の方がお客様としておみえになるのですが、お通しを食べたにもかかわらず、その支払いを拒否する方がいるのです。その理由は、お通しは頼んでいないから、というものです。その店長たちは英語がしゃべれないから、説明が面倒なので、仕方ないといって泣き寝入りしていることがあるようです。(今では欧米人が来たらお通しを出さないそうです。)
しかし、郷に入れば郷に従えという言葉のとおり、いくら欧米人とはいえ、日本では我が国のしきたりに従っていただくの基本です。
例えば、台湾へ行けば、お通しが何種類も出てくる場合がありますが、欲しいものだけを取り、いらないものは全て拒否しなければなりません。拒否しないと全て請求されてしまいます。全部食べてしまってから、払わないよといえるような倫理観を我々はもっておりません。確かに私は大学生のときに一度だけアメリカで失礼なことをしてしまいましたが、その後は、日本人の礼儀としてその国のやり方に従っております。アメリカなら飲食店のチップは最低でも15%払いますし、その店の料理やサービスに感動できればもっと払います。
言語、通貨、政治、経済、環境などなど・・・あらゆることについてそうですが、力の強いもの(特に欧米人)が、自分のやり方が世界で通用すると思っている態度には承服しがたいものがあります。そして日本人のプレゼンスは明らかに弱い。いま開催されている洞爺湖サミットの様子をテレビで見ながら、強くそう感じました。
成功哲学の罠
暑中お見舞い申し上げます。日ごろは格別のご厚情を賜り、心より御礼申し上げます。誠にありがとうございます。
先般、出口光さん(メキキの会)の経営の勉強会に出席しましたら、成功哲学の話題になりました。成功哲学や自己啓発の多くの本に「思うことが現実になる」という主張があります。この言葉をそのまま信じていいのかどうなのか、という話です。
私も成功哲学やら自己啓発本は好きでたくさん読んでまいりました。そして、考え方に共感したり、これはいいぞと思ったりしたら、そこに書いてあるとおりに、素直に実行してきました。本当に興味深くて、お客様のお役に立てそうな内容ならば、ニュースレターやブログで紹介することもあります。
では、その結果、あなたははどうなったの?と聞かれれば、思い通りになっていないことが多いのです。当然、前提として私の力不足があるでしょう。しかし、たとえ力があったとしても成功哲学の指示だけでは、そう簡単には成功しないようなのです。
変な話をして恐縮ですが、もしも「思うことが現実になる」というのが本当で、全世界の人々の思いが現実化するならば、世界はどうなってしまうのでしょう?
半数の人は思いが弱いとして、その方たちを除いたとしても、残り半数の何十億人の人々の思いが現実化するのです。こんなことが実現できたとしたら、それはそれは大変なことです。それぞれの思いを達成した状況は想像することさえできませんが、世の中の秩序は崩れてしまうのではないでしょうか。この仮定は無茶苦茶な笑い話ですけれども、実際のところ、思い通りになっていないのが現実だと思います。
なぜ成功できないのかを私なりに考えますと、一つには、成功を手軽にいとも簡単に手に入れられるものと勘違いしてしまっているからです。
先人が苦労して成功した経験を凝縮したのが成功哲学なのですが、その苦労の部分を飛ばして、最終的な行為だけを実行して成功しようと思っても、難しいのではないでしょうか。著者は目を引く衝撃的な書籍名をつけて読者を引き付け、簡単に分かりやすく書きます。でも、簡単に成功できると書いてあったとしても、その哲学が出来るまでに相当な体験や研究や試行錯誤があったはずです。それを短時間で手に入れようなんて、ちょっと虫がよすぎるかなと思います。
二つ目に、成功するためには、とにかくその方法を愚直に行えばよいという安易さです。例えば「ありがとう」と言えば成功するという考え方があったとして、そんな気持ちが全然ないのに「ありがとう」というのはどうなのでしょうか。本人は言えばいいと思ってがんばるでしょうが、周りの人間は二面性を感じてしまいます。人は思っていることしか言えないはずなのですから、本当に感謝の気持ちを感じるときにだけ「ありがとう」と言う方がいいのです。そう思って言い続けるうちに、やがてはよい習慣になるかもしれません。
目標やなりたい自分の姿を紙に書いてはっておけば達成できるという考え方もよく聞きます。しかし、ただ単に紙に書いてはるだけで達成すると考えてしまったら、どうでしょう。書いたことを本当に達成したいという強い思いがあって、それにコミットする覚悟があればこそ、意味があるのではないでしょうか。
結局のところ、成功哲学を学んで実行するには、表面的な策だけに満足しないでしないで、そのプロセスを考えて共感してみること、そして、誠実に、本心から信じられたことだけを実行してみること、そんなところに道筋があるのではないかなと思います。
本当は出口さんから、成功哲学を超越するもっともっと大きな考え方を教えていただいたのですが、これは私の範囲を超えてしまいますので、やめておきます。かく言う私も、面白そうな成功本がでれば、また懲りもせず読んでしまいそうです。
暑い暑い夏がやって参りましたが、どうぞ皆様ご自愛くださいませ。皆様方のご健勝とご繁栄を、こちら上田のささやよりお祈り申し上げます。
参考文献:『人の心が手に取るように見えてくる』出口光(中経出版)
先般、出口光さん(メキキの会)の経営の勉強会に出席しましたら、成功哲学の話題になりました。成功哲学や自己啓発の多くの本に「思うことが現実になる」という主張があります。この言葉をそのまま信じていいのかどうなのか、という話です。
私も成功哲学やら自己啓発本は好きでたくさん読んでまいりました。そして、考え方に共感したり、これはいいぞと思ったりしたら、そこに書いてあるとおりに、素直に実行してきました。本当に興味深くて、お客様のお役に立てそうな内容ならば、ニュースレターやブログで紹介することもあります。
では、その結果、あなたははどうなったの?と聞かれれば、思い通りになっていないことが多いのです。当然、前提として私の力不足があるでしょう。しかし、たとえ力があったとしても成功哲学の指示だけでは、そう簡単には成功しないようなのです。
変な話をして恐縮ですが、もしも「思うことが現実になる」というのが本当で、全世界の人々の思いが現実化するならば、世界はどうなってしまうのでしょう?
半数の人は思いが弱いとして、その方たちを除いたとしても、残り半数の何十億人の人々の思いが現実化するのです。こんなことが実現できたとしたら、それはそれは大変なことです。それぞれの思いを達成した状況は想像することさえできませんが、世の中の秩序は崩れてしまうのではないでしょうか。この仮定は無茶苦茶な笑い話ですけれども、実際のところ、思い通りになっていないのが現実だと思います。
なぜ成功できないのかを私なりに考えますと、一つには、成功を手軽にいとも簡単に手に入れられるものと勘違いしてしまっているからです。
先人が苦労して成功した経験を凝縮したのが成功哲学なのですが、その苦労の部分を飛ばして、最終的な行為だけを実行して成功しようと思っても、難しいのではないでしょうか。著者は目を引く衝撃的な書籍名をつけて読者を引き付け、簡単に分かりやすく書きます。でも、簡単に成功できると書いてあったとしても、その哲学が出来るまでに相当な体験や研究や試行錯誤があったはずです。それを短時間で手に入れようなんて、ちょっと虫がよすぎるかなと思います。
二つ目に、成功するためには、とにかくその方法を愚直に行えばよいという安易さです。例えば「ありがとう」と言えば成功するという考え方があったとして、そんな気持ちが全然ないのに「ありがとう」というのはどうなのでしょうか。本人は言えばいいと思ってがんばるでしょうが、周りの人間は二面性を感じてしまいます。人は思っていることしか言えないはずなのですから、本当に感謝の気持ちを感じるときにだけ「ありがとう」と言う方がいいのです。そう思って言い続けるうちに、やがてはよい習慣になるかもしれません。
目標やなりたい自分の姿を紙に書いてはっておけば達成できるという考え方もよく聞きます。しかし、ただ単に紙に書いてはるだけで達成すると考えてしまったら、どうでしょう。書いたことを本当に達成したいという強い思いがあって、それにコミットする覚悟があればこそ、意味があるのではないでしょうか。
結局のところ、成功哲学を学んで実行するには、表面的な策だけに満足しないでしないで、そのプロセスを考えて共感してみること、そして、誠実に、本心から信じられたことだけを実行してみること、そんなところに道筋があるのではないかなと思います。
本当は出口さんから、成功哲学を超越するもっともっと大きな考え方を教えていただいたのですが、これは私の範囲を超えてしまいますので、やめておきます。かく言う私も、面白そうな成功本がでれば、また懲りもせず読んでしまいそうです。
暑い暑い夏がやって参りましたが、どうぞ皆様ご自愛くださいませ。皆様方のご健勝とご繁栄を、こちら上田のささやよりお祈り申し上げます。
参考文献:『人の心が手に取るように見えてくる』出口光(中経出版)






