上田ささや 社長の日記

長野県上田市の結婚式場ささやが発行している月刊『ささやタイムズ』。社長が書く名物コラムをブログで公開いたします。 また、日ごろ考えていることを不定期に掲載いたします。

5月のある一日

6時30分 起床、ジュース作り。今日のジュースは人参3本、りんご3個、レモン1個、新しょうが少し。レモンだけは皮をむくが、それ以外はよく洗って、皮のついたままジューサーに入れる。野菜や果物の皮にはすごい成分がある(のではないか?)。出来上がるジュースの量はりんごの大きさに左右されるのだが、この時期のりんごは小さいので、ジュースの量は約800ccほど。しょうがの量はどのように表現したらいいのだろう?塊?片?枝? 朝の祈りは欠かさない。
8時 出社、トイレ掃除。メール、ファックスのチェックなど。  
10時 某社の営業の方が来社、商談。こちらが購買する側であっても、お取引する方はみなお客様であると私は考える。自分が優位な立場にいると勘違いしてはならない。
10時30分 ささやの新作弁当の撮影開始。うちのシェフたちが考えた、おいしくて楽しいコンセプトのあるお弁当10種類。カメラマンはうちのことをよくわかっている方なのだが、そうは言っても、出来る限り立ち会って、細かい指示を出す。ささやの想いが伝わるように撮影してほしいから。
13時 家で某スーパーの生そばをゆでて食べる。スーパーで買うならTの生そばが、グー。生そばは毎日食べても飽きることのない不思議な食べ物。大好きです。
13時30分 某社の営業の方が来社、商談。ある方に教えてもらって納得できた話。営業の方が満面の笑顔でニコニコと訪問されて、楽しそうに一生懸命商談をする。お話が終わって、その方が帰ろうと会社を出たとたん、笑顔がふっと消えて、つまらなそうな顔に変わるのだそうな。そんな顔をガラス扉の内側から見ている人々は、どんな気持ちになるだろう。全ての行動につながる話ではないか?
15時30分 某新聞の記者の方が、緩和ケアについて私に取材に来られた。二年ほど前に、私は妻をホスピスに入れた。その病院が私を紹介してくださったのだ。当時、妻の病に直面して、心が迷った。同じような思いをされている方に私の話がお役に立てるのではないかと思い、体験をお話した。
 今でもときどき妻の死の瞬間を思い出す。男は人前で泣くものではないと教育され、あまり泣くことのない私だが、妻が亡くなったときには、止め処もなく泣いてしまった。あまりに泣きすぎて、夕方には頭を縛られているようなひどい頭痛になってしまった。母が頭痛薬を持ってきてくれた。妻の眠る棺桶の前でその薬を飲むと、頭痛がすぅーっと消えた。
17時 月次決算と役員会。今年はいよいよものの価格が上がる年だといわれている。食材原価は確実にじわじわと上がってきている。
18時 来社されたお客様にご挨拶。 
19時 電話によるお打ち合わせ、事務作業、管理業務など。
24時 帰宅。最近、営業関係の仕事が増え、時間が制約されるようになってきた。
 お客様からブログの更新はまだですか?とよく聞かれる。(目の前に座っているIさんからは毎日聞かれる。)読者の方がおられると思うと、とてもうれしいです。でも、軽く簡単に書くことに納得が出来なくて、しっかり書こうと考え出すと、なかなか進まない。軽くても毎日書いたほうがいいのだろうけど・・・すみません。
 ビジネスに役立ちそうな面白い本を二冊御紹介。『ペンだけで30日後に行列をつくるすごい裏ワザ』は題名が怪しげで、かなり損をしていると思うのだが、内容は充実している。著者は経営者出身のコンサルタント。リピーターのお客様を大切にすることの重要さがとてもわかりやすく説明されている。また「妄想カンパニー」の考え方は、夢があって、とても面白い。
 『1年で黄金の会社を生み出すカラクリ』は、ビジネスモデルを考え出すことの重要さを教えてくれる。こちらは銀行出身の企業再生専門家が書いたもの。中小企業がいくら仕事をがんばっても、金融機関による融資を受けている限り、成長は難しいという。悔しいことだ。それを打破するアイデアが、いちおう、示されている。
1時30分 風呂、ヴィッテル、夜の祈り、就寝。 
『ペンだけで30日後に行列をつくるすごい裏ワザ』山岸二郎著(インデックス・コミュニケーションズ)


『1年で黄金の会社を生み出すカラクリ』坂田薫著(ビジネス教育出版社)


4月のある一日 その3

6時30分 起床、髭剃り、洗顔など。人参、りんご、レモン、しょうが、蕗のジュース。私が使っているジューサーは、刃の回転で削っていくタイプのジューサーではない。説明は難しいので下のリンクを参考にして頂きたいのだが、搾り出していくタイプのもの。このジューサーの特徴は繊維を傷つけずによく絞れることだが、普通のものより搾取に時間がかかる。私は壊れた部品を代えながら三年以上使っている。延べ1000回以上は搾り出しているだろう。ジュースの品質重視ならばこのジューサーをお薦めします。
8時 出社、ファックス、メールチェック、スケジュール作成など。 
9時 税理士事務所の担当者の方が来社、子会社の決算が確定。
10時 所属団体や自治会の書類処理など。今年は仕事以外の仕事量?がものすごく多いので、問題点はすぐに解決して、計画的にどんどん進めていかないと、後でえらいことになりそうだ。ベンチャーリンクの小林忠嗣会長の言われる「曖昧排除凡事徹底」を実行していかねばならない。
13時30分 東京より某社の担当者が来社。その方と共に当社シェフの説明を聞きながら、12種類の新作弁当の試食。その場で改善点を指摘する。シェフの試行錯誤により骨太の自信作がたくさん出来た。おいしいのでたくさん試食して、食べ過ぎた。このお弁当ならきっとお客様のお役に立てることだろう。
17時30分 お客様を上田駅までお送りする。
18時 デスクに戻ると、誕生日を祝うメモが一枚、社員から。ありがとう。何もない一日だけど、私は41歳になったのだ。子供の頃に考えていた41歳ころの予想図と随分違ってしまったなあ。
19時 同級生のO社長が来社、一緒に運営している勉強会の打ち合わせ。ランチに試食をしすぎたので、まだおなかいっぱい。高校時代はあまり話もせず同級生というだけの関係だったが、お互い経営者になってからは、よく話をするようになった。というより、彼が懲りずにいろいろな話を持ちかけてきてくれる。迷ったらYESと答えるべし、これが彼に教えてもらったこと。
21時 流れて二次会へ。
23時 帰宅、風呂、ミネラルウォーター。お恥ずかしいことだが、今ごろになってユニクロの柳井社長の『一勝九敗』を読んだ。もう文庫本になってしまっていた。私が失敗ばかりしているからだろう、あるコンサルタントの方が読むようにと薦めてくれた。ユニクロが現在の姿になるまでの経緯が詳細に書かれている。スピードをもって事業を遂行し、出来る限り早い段階で失敗したほうがいいという。事業は一勝九敗でよいが、再起不能の失敗はしないこと。失敗に蓋をするのではなく、次へ生かす財産とし、まためげずに実行すること。
経営者として力不足である自分を自戒し、自分自身に対して怒り、反省するばかりの毎日だが、まだもう少しの間、めげないように気力を保っていこう。
1時 夜の祈り、就寝。 

ゼンケン マルチジューサー&クッカー べジフル

『一勝九敗』柳井正著(新潮文庫)

4月のある一日 その2

6時30分 起床、髭剃り、洗顔など。人参、りんご、レモン、しょうが、蕗のジュース。朝の祈り。
8時 出社、ファックス、メールチェック.
8時20分 自動車にて長野市へ出発。講演CDを聴きたくないときにはスキマスイッチのCDを聴く。
9時40分 長野市内某店にて管理事務をさっとすませる。
10時 長野市内某店にてミーティングと社員への教育指導。
11時30分 長野市を出発。
11時50分 松代PAの食堂にて、天ぷらそば。そばは何度食べても飽きないし、食べ続けると、ますます食べたくなる。手打ちでも機械でも冷凍でも乾麺でも、なんでいいからそばを食べたいと思うときがある。もしかして、そば中毒???
13時 上田市内某葬儀場にて、お得意様の告別式。いつもお元気なすばらしい方でしたのに本当に残念なことでした。昨年の初夏、偶然に郵便局でお会いしたのが最後。そのときのことがまざまざと浮かんできました。ご冥福をお祈りします。
13時40分 自動車を会社へ戻し、上田駅まで歩く。
13時58分 上田発あさま号にて東京へ。
16時 都内某所にて重要な会議。
19時 有楽町イトシア、地下のフードコートにある、いま流行りのドーナッツ店。これを買うために30人以上が並んでいる。最近あさま号の車内でもこのドーナッツの箱(ピザみたいな箱)を二つくらい重ねてお土産にしている人をたびたび見かける。供給制限の論理で話題沸騰中。食べてみたいと思っているが、とりあえずは見るだけ。もうしばらくしたらお店が増えるだろう。
のどがいがらっぽく、体調がやや心配。力のつくものを食べたいが、無い。近くのお店でカルボナーラとアンチョビピザを食す。その店でパスタとピザを一人で食べているのはたぶん私だけ。
19時30分 東京駅の大丸にて、会社から頼まれたものを購入。
19時44分 東京発あさま号にて上田へ帰る。
21時40分 帰社。事務処理など。社員たちがしっかり仕事をしてくれて、今日も何も無いことがうれしい。経営戦略は私が考えよう。 
24時 帰宅、風呂。『「1日30秒」でできる新しい自分の作り方』を読了。「コーピング」というテクニックを説明している。嫌いになったはずの自己啓発書の類なのに、評判を聞いて買ってしまった。いい本だと聞けば読まずにはいられない。ここに出てくる「心の4つのサイクル」は、7つの習慣の「主体性を発揮する」とよく似ている。自己啓発の基本は大きくは変わらないのだ。
しかし、この本は二色刷りでイラストが多く、理解しやすいので、いま落ち込んでいて元気が出ない人はすぐ読んでみて。実は私も元気がないから、読んだのだ。
1時30分 夜の祈り、就寝。

参考文献:『「1日30秒」でできる新しい自分の作り方』田中ウルヴェ京(フォレスト出版)

観音様

 暑からず寒からずの気持ちよい季節となりました。皆様いかがお過ごしでございましょうか。日ごろは大変お世話になっております。誠にありがとうございます。
 さて、先日、東京で二日間にわたって経営の勉強会に出席致しましたら、上田のある有名な中堅企業の社長様も参加をされておられました。当社も大変お世話になっている社長様で、早速ご挨拶を申し上げました。立派な企業の社長様が、私のようなものと席を並べて謙虚に勉強をされている姿に、本当に頭が下がりました。
 私は経営の勉強には興味があるほうだと思いますが、まだまだ成果に結びつかず、皆様方にご迷惑をおかけするばかりでございます。昔読んだ本に、勉強することが好きな社長は、勉強することで満足してしまって、その成果を実行できないことに問題があると書いてありました。自分の力不足を日々深く反省しながら、少しでも皆様のお役に立てますよう努力してまいりたいと思います。
 最近読みました西田文郎さんの『ツキを呼び込む究極の成功思考』には、元気がでる七十二の言葉がわかりやすく説明されています。この中に「他喜力(たきりょく)」という言葉が出てきます。「他喜力」とは他人を喜ばせる、あるいは他人の成功を喜ぶ能力のことで、これがない人は絶対に成功者の仲間入りはできないといいます。他人の成功を心から喜ぶ能力は周囲から好意を持って受けいられ、ツキを呼び、運を拓くのだそうです。
 私は、他人を喜ばせる力の基本は、他人の話をどれだけ真摯に聞くことが出来るかにあるのではないかと考えております。話を聞くことが得意だという人も、話している人に対して、どうやって答えてやろうか?何を言ってやろうか?と考えながら聞いていることが多いものです。
 私も社員と面談をするとき、この問題に対してはこういう解決策があるな、このところを指摘してあげようかな、私だったこうするのに、などと答えを考えながら聞いていることがあります。しかし、これでは真摯に聞いていることにはならないのです。私に本当に望まれていることは、話を一心不乱に聞いてあげて、その人を理解してあげることです。そのことにときどき気がついては、あ〜こんな聞き方ではいけないなと思います。
 ただ一心に傾聴に専念するという行動が出来るかどうか。相手の話を本当に真剣に集中して聞いているのなら、話している人はさぞや心地よいことでしょう。
 ある法事の折に、そのお寺の御住職様が観音様について説法をされました。観音様とは正式には観世音菩薩もしくは観自在菩薩といい、未来でも過去でもなく、今この世に存在して我々人間を救ってくださるのが特徴だそうです。我々をよく観察し、我々が聞いてほしいと思うことをいつでもどこでもどんな話でも聞いてくださるのだそうです。観音様は究極の聞き上手といいましょうか、傾聴の象徴であるような気が致しました。蛇足ではありますが、私は菩提寺の観音様に毎月参拝しております。
 もしも、この世に観音様のような人物がいるとしたら、オーラがあるとか、雰囲気がどうのとか、顔が似ているとかいうのではなくて、なんでも一心に聞いてくださる人ではないかと思います。その方の前では、何もかも洗いざらい話してしまい、はっと気がついたら、心の重しが取れて、すごく居心地がよい空間に包み込まれている・・・な〜んてことになるのではないでしょうか。
 政治や経済が不安な毎日ではございますが、皆様におかれましてはお元気で、いっそうご活躍されますよう、日ごろの感謝の気持ちを込めつつ、こちら上田ささやよりお祈り申し上げます。
(「聞く」よりも注意深く耳を傾ける場合に「聴く」を使いますが、拙文では混乱を避けるため「聞く」に統一致しました。)
 『ツキを呼び込む究極の成功思考』西田文郎(インデックス・コミュニケーションズ)

 聴くことについては、『7つの習慣』の第五の習慣「理解してから理解される」をご参考ください。
 『7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー(キングベアー出版)