上田ささや 社長の日記

長野県上田市の結婚式場ささやが発行している月刊『ささやタイムズ』。社長が書く名物コラムをブログで公開いたします。 また、日ごろ考えていることを不定期に掲載いたします。

ある一日の行動 その二

 6時40分 長野市某ホテルにて起床。昨夜は深夜2時まで店舗会議をしており、眠くて起きるのが辛い。出張中は日課のオリジナルジュースを作ることが来ないので、昨夜コンビニで紙パックの野菜ジュースを二つ買ってある。
 7時35分 長野発あさま508号にて、東京へ。メールチェックをして、新聞をざっと読んで、後は寝る。
 9時30分 新宿某ビル到着。コーヒーショップにてショートアメリカーナ。メールの返信。
 10時 某ビル内お取引先様にて、子会社の部下とともに重要な会議。ビジネスの難しい会議になると、人間としての誠実さを大切にしたいと心より思う。誠実とは二面性のないこと。相対の数字の話には一つの決着が求められるが、実はそこに本当の決着はない。
 11時40分 新宿駅西口近くの洋食、某『S』にはいつでも行列が出来ている。しかも並んでいるのは全員女性。飲食業を営んでいるものとして、こういう繁盛店に一度入ってみたいと思っていたが、今日は一人ではなく、部下がいるので心強く、思い切って並んでみる。20分待ち、入ってみると男性は我々二人だけ。27歳の部下はとても恥ずかしがっているが、40歳の私は「おら、そんなのかんけねえ!」パスタとチキンのランチを選ぶ。その店で焼いているパン、ほうれん草麺のパスタ明太子ソース、若鶏のグリルからしマヨネーズソース、デザートのバナナアイス、デミカップのコーヒー。出てくるのが遅いので、どんなに早く食べても一時間近くはかかる。何よりも、女性がゆっくりお話しできてうれしい店であるということがわかる。我々男はもてあます。店を出たら、まだ数人並んでいた。
 13時30分 新宿駅を出て、山手線、東急東横線を経由して自由が丘へ到着。マリ・クレール通りのエクセルシオールカフェにて、部下と次の会議の下打ち合わせ。久しぶりの自由が丘にうれしくなって、昔の街を思い出しながら歩いてみる。私が学生のころは自由が丘は「オカジュウ」と呼ばれていたが、今はどうなのだろう。
 15時 自由が丘某事務所にて某先生と難しい会議。
 16時30分 部下は長野へ、私は丸の内へ移動。
 18時 丸の内某社にて、ささやの営業についての打ち合わせ。新しい企画を出すための明るい話が出来てうれしい。この小さな喜びを大切にしたい。
 19時45分 八重洲の中華料理店、某『C』にて、某麺を食べる。ここの麺はコラーゲンたっぷり、おいしくて大好きなので、東京に来るとよく食べる。別のお客様が接客でトラぶっていた・・・。
 20時10分 東京駅グランスタ。昨年東京駅構内に魅力的なお店がたくさん出来た。某『M』の稲荷寿司を購入。ここのは小さいですが、ささやの稲荷寿司も大きくておいしいです。
 20時32分 あさま549号にて上田へ帰る。
 22時30分 帰社。誰もいない。ひとり、メール、ファックス、郵便物チェッック。
 23時30分 帰宅。ほうじ茶を飲んで、風呂に入る。髪の毛は少ないが、シャンプーもリンスもサロンで買った同じものをずっと使っている。無駄か?『小さな会社のすごい社長!』を途中まで読む。他の中小企業の社長がどんなに苦労をされているか、とても参考になる。
 翌1時30分 就寝。

『小さな会社のすごい社長!』羽山直臣(フォレスト出版)

ある一日の行動

 6時50分 目覚ましにて起床。りんご、人参、レモン、しょうがジュース1リットルをつくる。毎朝これだけだが、作って片付けるのに30分以上はかかる。半分飲んで、半分はペットボトルに入れて午前中に飲む。熱いほうじ茶もポットにつめて持参。
 7時50分 出社。まず、スケジュール帳の確認。そして、メールを受信し、緊急なものがないか、送信者と件名だけ確認。
 8時 役員会。会長、専務と3人で業況と営業方針、人事体制について議論する。
 9時 税理士事務所の担当の方が来社、前月の業績について財務諸表で確認をする。
 10時 返信や指示の必要なメール5通に返信をする。
 11時 お取引先様B社様来社、商品の説明を受ける。コーヒー。
 11時50分 歩いて1分のところにある自宅で一人でランチ、国立市でパン屋を経営している弟が送ってきた国産小麦、天然酵母のパン2個を食べる。パン屋は谷保駅前にあります『ステラ』と申します。洗濯物も片付ける。
 12時20分 子会社の社員が長野より来社。打ち合わせ。初めてささやに来たので迷ったとのこと。
 13時30分 お取引先様P社様来社、今後の営業方針についてお打ち合わせ。コーヒー。
 14時 デスクにて、目の前に座っているIさんやSさんに指示したり、指示されたり。
 15時 当社に応募された方と採用面接をさせて頂く。
 16時 お得意様のご家族の告別式に参列。市内の葬儀場。相当悲しまれているご様子で心配だ。
 18時 ささやに来社されたお客様に御礼のご挨拶。
 19時 ささやで開かれた、ある会議のメンバーとして出席。お客様と懇親会。
 21時20分 その二次会に参加。
 23時30分 帰宅。ほうじ茶を飲んで、風呂に入る。『世界のどこにもない会社を創る』を途中まで読む。セコム創業者の飯田さんの自伝だが、面白いのですぐ読破出来そう。お酒を飲んだときには、すぐ寝ないである程度お酒をさましてから寝るようにしている。その方が体が楽なので。
 翌1時30分 就寝。 

『世界のどこにもない会社を創る』飯田亮著(草思社)


 

絵画から私への警鐘

 凍てつくような寒さが続きます。皆様いかがお過ごしでございますか。日ごろは大変お世話になっております。誠にありがとうございます。
 さて、絵画というと、美しいものを想像される方が多いと思いますが、故石田徹也さんの作品はそういう類の絵画とは遠くかけ離れたものです。美というより、我々見るものを絵の中へ誘い込む強い想いが宿っています。NHKの「新日曜美術館」で紹介されて注目されるようになりました。
 石田さんは昭和四十八年に焼津市に生まれました。武蔵野美術大学を卒業後、画家としてご活躍されていましたが、平成十七年、事故のため三十一歳の若さで夭逝されました。
 どんな絵なのか言葉で説明するのは難しいので、ぜひ『石田徹也遺作集』をご覧になってください。想像を超えた驚愕の空想世界がそこには広がっています。(インターネットのホームページもありますので、名前で検索してみてください。)
 以下はこの作品集に対する私の個人的な解釈です。一連の作品には、誰もが心の奥底にもっている、人に見られたくない恥や秘密や汚れなどが表現されているように私は思います。悲しみと暗さが貫かれ、子供の頃に見たことがあるような悪夢の場面がたくさん出てきます。デヴィッド・クローネンバーグ監督の映画を髣髴とさせるグロテスクさも随所にありますが、形の気味悪さよりも、生きていくことへの閉塞や絶望というようなものを強く感じます。
 そんなに怖い絵なのに、なぜ画集まで買ってこの絵を見てしまうかといえば、気持ちがすっきりせず、答えを求めて考え込んでいるもやもやした自分がそこに描かれているような気がするからです。人のことを注意してくれる方はなかなかいませんが、これらの絵を見ると、今の自分はこんな感じかもな、気をつけなくてはな、と思うのです。その意味ではこれらの絵が自分に対して警鐘を鳴らしてくれているとも言えるのです。
 今の話は楽しい想像ではありませんでしたが、絵を見て自分なりに想像力を発揮し、この絵から何を感じることが出来るのか、この絵は何を物語っているのだろうかと考えた結果でした。
 どんなときでも、何に対しても、想像をふくらませることは完全に自由です。すばらしい成功を収めることを考えても、あり得ないような楽しいことを思い浮かべても、自分へのメッセージを勝手に想像しても、誰にも邪魔されることはないのです。であるからこそ、よいことや楽しいこと、自分にプラスになることを想像したほうが、どれだけ明るく楽しく過ごせることでしょうか。
 人生のいろいろな場面で、また芸術、自然、書物などにふれたとき、自分の想像力を強く発揮して、よいことを考えられると、とても得ですね。数字の追求や計算には一つの答えがあり、答えが出たときが限度となりますが、想像することは無限なのです。私の日常生活は計算ばかりですので、計算のできないようなものの比重を高めてきたいと思います。
 寒さが少しずつ和らぐことを楽しみながら、皆様方のご多幸を、ここささやよりお祈り申し上げます。
 参考文献
 『石田徹也遺作集』石田徹也(求龍堂)

 想像については2006年10月号でもご紹介しました『夜と霧』が参考になります。
『夜と霧』ヴィクトール・E・フランクル(みすず書房)