厄年の過ごし方
男の厄年は数え年で25・42・61歳、女は19・33・37歳などというそうですが、私にとって今年は前厄の年に当たります。しかも、某有名占い者の書物によると、私の運勢は来年くらいからあまりよくない方向にいくのだそうです。
厄年の由来がどこにあるのか知りませんが、昔は寿命が短かったですから、厄年のあたりというのは、身体や健康面で大きな変化が表れる年齢だったのではないかと思います。女性については出産や子育てと関係があるような年齢です。あくまで推測ですが、健康の変化の集計値として、伝聞的に今につながっているのではないでしょうか。「そろそろ疲れが来る頃だから、無理しなさんな」「生活の習慣をそろそろ変える頃だよ」という注意報なのです。
占いに関しても同様に考えて、悪い予想をされてしまったら、少し気をつけようと思う程度でよいかと思います。占いを信じることについては嗜好の問題として否定いたしませんが、占いに絶対的な根拠はないからです。ある本には、占いはいいことだけを信じるべきだと書いてありました。そうはいっても一度悪いことを言われてしまえば、しばらくは頭に残ってしまいますし、いいことが全く書いてない場合は、どうしようもありません。軽い注意報と考えて、それ以上は深く考え込まず、時間とともに忘れていくことです。
ちょっと話がそれますが、例えばチャートだけで株式投資を判断することも、占いと似ています。チャートとは過去の結果、歴史であって、それが必ず再現されるという確証はないからです。どんなものの歴史でも、その歴史を学ぶ事が判断力を豊かにするのは確かだと思いますが、歴史だけを拠り所として物事を判断するのはおかしいということです。
厄年や占いを妄信してしまう人は、悪いことがおきると聞けば、できる限りリスクを排除するため、行動を限定的に小さく小さくしていくことでしょう。すると、今まで普通につかんできた機会を次々と逃していくことになりますから、新しい成果も出て来ないことでしょうし、周りの人たちや社会との関係も希薄になっていきます。
どんなスポーツ選手でも、勝っているときの姿を脳裏に鮮やかにイメージすることが実際の勝利につながるのです。もし逆に、失敗するイメージしか浮かんでこない選手がいるとしたら、なかなか勝つことは出来ないのではないでしょうか。こうなる、こうなるという頭の中の強い想いが、自らをその方向に引っ張っていきます。つまり、迷信による心配や不安だらけの人は、それがイメージを作っていますから、不安や心配が現実化する可能性が高くなるのです。そして「やはり占いは当たったんだ」と勘違いして、ますます悪循環にはまっていくことになります。
そうは申しましても、自分のモチベーションだけで、いつでも明るく元気にポジティブに行動出来る人というのは現実的にはあまりいないと思います。
どうも運が悪いな、うまくいかないなと思ったとき、その嵐が過ぎ去るまで、どうやってやり過ごすかが問題です。
基本的にはじっと静かに耐えて、現状を維持し、心の中では落ちるところまで落ちてみて、リバウンドを待つ。長いときには6ヶ月以上かかるかもしれません。そして、少し元気がでてきたら、今取り組んでいることををもっと深く追求してみたり、逆に全くやっていなかったことに挑戦してみたり、振り子を大きく振ってみる。私にはこんなことくらいしか思いつきませんが、皆様はいかがでしょうか。
こんなに苦労をされた人がいるということを知っておくために以下の本を御紹介致します。
『生きることの意味』高史明(ちくま文庫)
厄年の由来がどこにあるのか知りませんが、昔は寿命が短かったですから、厄年のあたりというのは、身体や健康面で大きな変化が表れる年齢だったのではないかと思います。女性については出産や子育てと関係があるような年齢です。あくまで推測ですが、健康の変化の集計値として、伝聞的に今につながっているのではないでしょうか。「そろそろ疲れが来る頃だから、無理しなさんな」「生活の習慣をそろそろ変える頃だよ」という注意報なのです。
占いに関しても同様に考えて、悪い予想をされてしまったら、少し気をつけようと思う程度でよいかと思います。占いを信じることについては嗜好の問題として否定いたしませんが、占いに絶対的な根拠はないからです。ある本には、占いはいいことだけを信じるべきだと書いてありました。そうはいっても一度悪いことを言われてしまえば、しばらくは頭に残ってしまいますし、いいことが全く書いてない場合は、どうしようもありません。軽い注意報と考えて、それ以上は深く考え込まず、時間とともに忘れていくことです。
ちょっと話がそれますが、例えばチャートだけで株式投資を判断することも、占いと似ています。チャートとは過去の結果、歴史であって、それが必ず再現されるという確証はないからです。どんなものの歴史でも、その歴史を学ぶ事が判断力を豊かにするのは確かだと思いますが、歴史だけを拠り所として物事を判断するのはおかしいということです。
厄年や占いを妄信してしまう人は、悪いことがおきると聞けば、できる限りリスクを排除するため、行動を限定的に小さく小さくしていくことでしょう。すると、今まで普通につかんできた機会を次々と逃していくことになりますから、新しい成果も出て来ないことでしょうし、周りの人たちや社会との関係も希薄になっていきます。
どんなスポーツ選手でも、勝っているときの姿を脳裏に鮮やかにイメージすることが実際の勝利につながるのです。もし逆に、失敗するイメージしか浮かんでこない選手がいるとしたら、なかなか勝つことは出来ないのではないでしょうか。こうなる、こうなるという頭の中の強い想いが、自らをその方向に引っ張っていきます。つまり、迷信による心配や不安だらけの人は、それがイメージを作っていますから、不安や心配が現実化する可能性が高くなるのです。そして「やはり占いは当たったんだ」と勘違いして、ますます悪循環にはまっていくことになります。
そうは申しましても、自分のモチベーションだけで、いつでも明るく元気にポジティブに行動出来る人というのは現実的にはあまりいないと思います。
どうも運が悪いな、うまくいかないなと思ったとき、その嵐が過ぎ去るまで、どうやってやり過ごすかが問題です。
基本的にはじっと静かに耐えて、現状を維持し、心の中では落ちるところまで落ちてみて、リバウンドを待つ。長いときには6ヶ月以上かかるかもしれません。そして、少し元気がでてきたら、今取り組んでいることををもっと深く追求してみたり、逆に全くやっていなかったことに挑戦してみたり、振り子を大きく振ってみる。私にはこんなことくらいしか思いつきませんが、皆様はいかがでしょうか。
こんなに苦労をされた人がいるということを知っておくために以下の本を御紹介致します。
『生きることの意味』高史明(ちくま文庫)
低金利政策と思いやり
実りの秋となりました。皆様いかがお過ごしでございましょうか。日ごろは大変お世話になっております。誠にありがとうございます。
さて、日本の金融市場では依然として低金利が続いております。日本銀行が金融政策を行う際に金利を動かす対象としているのが「無担保コール翌日物金利」です。これは金融機関同士が担保無しでお金を借り、翌営業日に返済する取引の金利です。日本銀行はこの金利を上げ下げすることでさまざまな金利を間接的に操作し、実体経済に影響を及ぼそうとします。現在の低金利政策の元となったゼロ金利政策は無担保コール翌日物金利を操作したものですが、2006年7月に解除され、2007年2月には0.5%まで利上げされています。
この8月には無担保コール翌日物金利が再利上げされるのではないかと予想されていましたが、米国のサブプライムローン問題が勃発したため、利上げのタイミングを逸してしまいました。利上げに向かっていく流れは変わらないと思いますが、この問題に目途がつくまで、しばらくは現状が維持されるのではないでしょうか。
誠にお恥ずかしい話ですが、当社のようにお金を借りている企業の立場からしますと、金利が低いことは資金調達コストの低下、財務キャッシュフローの増加になりますから、とても助かりますし、ありがたいことです。
しかし、銀行の貸し出し金利には企業の格付けによって下限があり、今ではこの低い金利水準で経営することに慣れてしまっているので、低金利だからといって、新たな投資をしようとする話はいまやあまり聞きません。金利の先高を予想できるからこそ低金利政策の効果が発揮されるわけです。いまの心理状況でこの低金利政策を続けたとしても、内需がよくなっていくことはなさそうです。
さらに、国際金融から見た場合、円キャリートレード(低金利で調達できる円資金を外貨に交換して、収益率の高いもので運用する手法)された資金の行方を想像すると、やや不安が残ります。円を提供しているのは日本の金融機関ですから、円キャリートレードを運用している外国人投資家がどの程度安全なものに投資しているのかという不安です。
また、いま個人の投資として人気のあるFX(外国為替証拠金取引)も、円キャリートレードの一種です。為替投資は市場全体の損得はゼロになるという意味でゼロサムゲーム的であり、投機的であるといえます。投資した資金が企業活動に使われる株式投資と違うところです。
低金利政策は必ずしもいいことばかりではないような気がしてまいりました。金融政策は日銀に委ねる他ないわけですので、私は当局によい成果を期待したいと思います。
『3週間続ければ一生が変わる』には習慣を変える101のアドバイスが書かれています。その77は「知らない人に思いやりを示す」というものです。この本の著者には「精神的な道案内をしてくれたお礼」として読者から100ドルの小切手が送られてきたそうです。いくら感動したとはいえ、知らない人にお礼を送ることなど考え付きもしませんでしたが、このようなことを実行することにより、周りの世界を豊かにすることが出来るのです。似たようなことですが、よいサービスを受けた場合、その人をほめるだけではなく、その会社の社長にもそのことを伝えてあげるとみんなが喜ぶという話を聞いたことがあります。せっかくいいことをするなら、少しでも広がってほしいですね。
平成19年9月30日 米津仁志
参考文献:『3週間続ければ一生が変わる』ロビン・シャーマ(海竜社)
さて、日本の金融市場では依然として低金利が続いております。日本銀行が金融政策を行う際に金利を動かす対象としているのが「無担保コール翌日物金利」です。これは金融機関同士が担保無しでお金を借り、翌営業日に返済する取引の金利です。日本銀行はこの金利を上げ下げすることでさまざまな金利を間接的に操作し、実体経済に影響を及ぼそうとします。現在の低金利政策の元となったゼロ金利政策は無担保コール翌日物金利を操作したものですが、2006年7月に解除され、2007年2月には0.5%まで利上げされています。
この8月には無担保コール翌日物金利が再利上げされるのではないかと予想されていましたが、米国のサブプライムローン問題が勃発したため、利上げのタイミングを逸してしまいました。利上げに向かっていく流れは変わらないと思いますが、この問題に目途がつくまで、しばらくは現状が維持されるのではないでしょうか。
誠にお恥ずかしい話ですが、当社のようにお金を借りている企業の立場からしますと、金利が低いことは資金調達コストの低下、財務キャッシュフローの増加になりますから、とても助かりますし、ありがたいことです。
しかし、銀行の貸し出し金利には企業の格付けによって下限があり、今ではこの低い金利水準で経営することに慣れてしまっているので、低金利だからといって、新たな投資をしようとする話はいまやあまり聞きません。金利の先高を予想できるからこそ低金利政策の効果が発揮されるわけです。いまの心理状況でこの低金利政策を続けたとしても、内需がよくなっていくことはなさそうです。
さらに、国際金融から見た場合、円キャリートレード(低金利で調達できる円資金を外貨に交換して、収益率の高いもので運用する手法)された資金の行方を想像すると、やや不安が残ります。円を提供しているのは日本の金融機関ですから、円キャリートレードを運用している外国人投資家がどの程度安全なものに投資しているのかという不安です。
また、いま個人の投資として人気のあるFX(外国為替証拠金取引)も、円キャリートレードの一種です。為替投資は市場全体の損得はゼロになるという意味でゼロサムゲーム的であり、投機的であるといえます。投資した資金が企業活動に使われる株式投資と違うところです。
低金利政策は必ずしもいいことばかりではないような気がしてまいりました。金融政策は日銀に委ねる他ないわけですので、私は当局によい成果を期待したいと思います。
『3週間続ければ一生が変わる』には習慣を変える101のアドバイスが書かれています。その77は「知らない人に思いやりを示す」というものです。この本の著者には「精神的な道案内をしてくれたお礼」として読者から100ドルの小切手が送られてきたそうです。いくら感動したとはいえ、知らない人にお礼を送ることなど考え付きもしませんでしたが、このようなことを実行することにより、周りの世界を豊かにすることが出来るのです。似たようなことですが、よいサービスを受けた場合、その人をほめるだけではなく、その会社の社長にもそのことを伝えてあげるとみんなが喜ぶという話を聞いたことがあります。せっかくいいことをするなら、少しでも広がってほしいですね。
平成19年9月30日 米津仁志
参考文献:『3週間続ければ一生が変わる』ロビン・シャーマ(海竜社)





