上田ささや 社長の日記

長野県上田市の結婚式場ささやが発行している月刊『ささやタイムズ』。社長が書く名物コラムをブログで公開いたします。 また、日ごろ考えていることを不定期に掲載いたします。

超科学について考える

 今年は高い山に雪がまだ残っており、低山の濃い緑と雪形のコントラストが実に美しいです。『ささやタイムズ』読者の皆様、いかがお過ごしでございますか。日ごろは当社をご愛顧賜りまして、誠にありがとうございます。
 私は近頃、科学で説明できないことに興味をもっています。
 と書きますと、うさんくさいなあと思われるのではないでしょうか?火の玉の話やら、とんでも科学などは科学者たちによって、次々と論破されているようですね。私も文系とはとはいえ、カール・ポパーの反証可能性の論理は熱心に勉強しましたので、科学かそうでないのかの見分けはある程度つくと思っております。しかし、それでもあえて、科学を超えたものに興味がわいてくるのです。
 物理や化学を研究なさっている方には笑止千万に思われるでしょうが、人間の体についてなら、超科学を少し考えてもいいようなゆとりがあると思います。例えば、先日ラジオで聞いたあるお医者さんの話ですが、遠隔地から祈りをしてもらっている患者のグループと祈ってもらっていないグループをアメリカで比較実験し、病状を比べたところ、祈りをしてもらっていたグループのほうが病状が良くなったというのです。もちろん患者本人には祈られていることは秘密になっている上でのことです。これはあくまで統計の結果でありますから、どうしてよい結果が出たのか、そのプロセスはまったく分かりません。しかし、そんなことは絶対ありえないと完全否定をするよりも、そういうことがあるかもしれないなあ、くらいの信用は出来そうな話です。この他にも、気功、難病に効くといわれる数々の食品、ホメオパシーなど、科学的には証明をしずらい、代替医療と呼ばれるものは数え切れないほどあるのです。
 医療についていえば、科学のみによって合理的に判断するのだけではなく、可能性を探ろうとするのは人情ともいえそうです。たとえ人情でも、良い方向に科学を超えて考えられることは気持ちを明るくさせてくれますね。
 カリスマ経営者、カリスマ美容師、カリスマシェフなどなど、あらゆる分野にカリスマがいます。カリスマは「超人間的・非日常的な資質」(広辞苑)という意味ですから、やはり科学で説明できない分野だと思います。調理でも美容でも経営でも、これだけ情報があふれ、知識も共有化されているから、同じ方法を行えば誰でも同じ成果を出せそうなのに、カリスマが行うと成果がまったく違うのです。器用かどうかや話がうまいかどうかだけで説明できるものではありません。その人の念やパワーのようなものがはたらいているのです。ここにも理論を超えた臨界があるように思います。(注:特定の宗教団体とは関係ありません。)

   平成十八年四月二十九日
米津仁志