格差の時代
明けましておめでとうございます。昨年中は大変お世話になりました。ありがとうございます。本年も引き続きご愛顧賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。皆様方にとりまして、幸せな一年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。
さて、昨年は『下流社会』三浦展氏(光文社新書)という本がよく売れたそうですが、昨今、所得や生活の格差に関する研究が盛んで、書籍もたくさん出版されています。樋口美雄氏や橘木俊詔氏、山田昌弘氏など著名な経済学者や社会学者がいろいろな仮説を打ち立てています。
私は結婚式場や飲食店を営んでおりますので、アルバイトに来てくれるフリーターや、ニートのような若者たちと話す機会がよくあります。身近な問題として、納得したり、違和感を覚えたりしながら、それらの著作を読んでいます。
『下流社会』に関しましては、著者がマーケティングの専門家だけあって、ストーリーと説明すべき対象物がしっかりしているので、モデルが分かりやすく、興味深く読むことが出来ました。しかし、著者自身が指摘しているように調査の母数が少ないという問題点があり、ややストーリーが先行してしまっているかなという疑念も感じました。この研究を確実なものにするためには、経済学の手法によるバックアップが必要であると思います。今後の成果を見ていきたいですね。
ある経済学者の説によると、現在、国内の大きな格差としては、中央と地方の地域格差、大企業と中小企業の企業規模の格差、正規労働者と非正規労働者の地位の格差、の三つがあるそうです。考えてみれば、これら三重の格差を被る層は、私にとっては非常に身近であるということになります。
以下はあくまで私見ですが、この三重の格差を被る層の中で、二十歳代の若者に限ると、大きく二つに分かれます。一つは基礎的なトレーニングが足りないために、社会や仕事にキープアップできない若者、もう一つは、能力もあり、道理も分かっているけれども、型にはめられるのが嫌で、社会と対決している若者です。
前者は学校でもっとしっかり教育してもらえればよかったのですが、今となれば、仕事を通じて心身ともに教育するしかありません。後者は、時が経てばやがて分かってくれると思いますが、そのときに社会が彼らを受け入れてくれるか?という別の問題があります。いずれにしても、これらの若者たちが当社の仕事を通じて、少しでも成長してくれればと思い、日々努力しております。
あっ、今気がついたのですが、地方の零細企業の経営者である私のほうが、非正規労働者よりもずっとずっとリスクが高く、格差の対象でした〜!
平成十八年元旦
代表取締役 米津仁志
さて、昨年は『下流社会』三浦展氏(光文社新書)という本がよく売れたそうですが、昨今、所得や生活の格差に関する研究が盛んで、書籍もたくさん出版されています。樋口美雄氏や橘木俊詔氏、山田昌弘氏など著名な経済学者や社会学者がいろいろな仮説を打ち立てています。
私は結婚式場や飲食店を営んでおりますので、アルバイトに来てくれるフリーターや、ニートのような若者たちと話す機会がよくあります。身近な問題として、納得したり、違和感を覚えたりしながら、それらの著作を読んでいます。
『下流社会』に関しましては、著者がマーケティングの専門家だけあって、ストーリーと説明すべき対象物がしっかりしているので、モデルが分かりやすく、興味深く読むことが出来ました。しかし、著者自身が指摘しているように調査の母数が少ないという問題点があり、ややストーリーが先行してしまっているかなという疑念も感じました。この研究を確実なものにするためには、経済学の手法によるバックアップが必要であると思います。今後の成果を見ていきたいですね。
ある経済学者の説によると、現在、国内の大きな格差としては、中央と地方の地域格差、大企業と中小企業の企業規模の格差、正規労働者と非正規労働者の地位の格差、の三つがあるそうです。考えてみれば、これら三重の格差を被る層は、私にとっては非常に身近であるということになります。
以下はあくまで私見ですが、この三重の格差を被る層の中で、二十歳代の若者に限ると、大きく二つに分かれます。一つは基礎的なトレーニングが足りないために、社会や仕事にキープアップできない若者、もう一つは、能力もあり、道理も分かっているけれども、型にはめられるのが嫌で、社会と対決している若者です。
前者は学校でもっとしっかり教育してもらえればよかったのですが、今となれば、仕事を通じて心身ともに教育するしかありません。後者は、時が経てばやがて分かってくれると思いますが、そのときに社会が彼らを受け入れてくれるか?という別の問題があります。いずれにしても、これらの若者たちが当社の仕事を通じて、少しでも成長してくれればと思い、日々努力しております。
あっ、今気がついたのですが、地方の零細企業の経営者である私のほうが、非正規労働者よりもずっとずっとリスクが高く、格差の対象でした〜!
平成十八年元旦
代表取締役 米津仁志




